民族紛争背景に正義を問う舞台『THE BIG FELLAH』、内野聖陽、浦井健治、成河ら出演

ある特殊な使命を帯びた男たちのドラマを描く舞台『THE BIG FELLAH　ビッグ・フェラー』が、5月20日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。

イギリスの劇作家リチャード・ビーンが脚本を手掛けた同作は、これまで貫いてきた「信念」に疑問を抱いてしまった人々が拠り所となるアイデンティティーと向かい合いながら、愛する人を犠牲にしてまで守らなければいけない自身の「正義」を問う作品。1972年から2001年のニューヨークを背景に、民族紛争というシリアスなテーマを扱いながらも、喜劇的でミステリアスなストーリーが展開される。

キャストには、IRAのニューヨーク支部リーダーを演じる内野聖陽をはじめ、浦井健治、明星真由美、町田マリー、黒田大輔、小林勝也、成河が名を連ねている。演出は、今年3月にBunkamuraシアターコクーンで上演されたイプセン『幽霊』を手掛けたことも記憶に新しい森新太郎が担当する。チケットは現在発売中。

（画像上：『THE BIG FELLAH　ビッグ・フェラー』チラシ、画像下：『THE BIG FELLAH　ビッグ・フェラー』キャスト　撮影：石黒淳二）

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• 『THE BIG FELLAH　ビッグ・フェラー』 作：リチャード・ビーン　翻訳：小田島恒志　演出：森新太郎 | 世田谷パブリックシアター/シアタートラム